リアプロBBのリニューアルが現場を混乱させている件について｜不動産管理・仲介のリアルな声

はいどうも！！リブスペースのブロガー奥谷です！！

2025年5月、全国の不動産業者に利用されている業者間物件流通システム「リアプロ」が、ついに新システム「リアプロBB」へとリニューアルされました。

この大幅なシステム刷新に、期待を寄せていた不動産管理会社・仲介業者も多かったのではないでしょうか。しかし、実際に運用が始まってみると、「これはひどい」「業務がまわらない」「一旦元に戻してくれ」といった悲鳴にも似た声が、全国各地からあがっています。

 
今回は、このリアプロBBリニューアルが現場に与えている混乱や問題点について、できるだけ客観的に、かつ現場目線でまとめてみたいと思います。

リアプロは、物件情報を管理会社から仲介会社に流通させる不動産業者専用の業務支援システムです。旧システムでは、管理会社が物件情報を掲載し、仲介業者が空室状況などを検索・確認して内覧案内や契約業務に活かすというシンプルな流れでした。


しかし、リアプロBBではこの基本構造に大きな改修が加わり、デザインや操作体系が刷新されただけでなく、物件の検索方法や情報の登録仕様にも変更が入ったようです。

 
その結果、「操作が直感的でなくなった」「以前できたことができない」「動作が重い」などの意見が多数噴出しています。

X（旧Twitter）やnoteなどでも、以下のような投稿が目立っています。

    •   「リアプロの軽さはどこにいった？BBになってから激重」

    •   「検索結果がバグってる。リセットボタン押さないと検索できないとか終わってる」

    •   「BB、全然直感的じゃない。非効率極まりない」

    •   「改善されるどころか改悪された気がする。旧システムの方がマシだった」

noteには、「リアプロBBを使って感じたこと」というタイトルで詳細なレビューも複数投稿されています。ある投稿者は「まるでユーザーの意見が反映されていない」「リリース前に現場とのすり合わせがあったとは思えない」と厳しい意見を述べています。

リニューアル直後ということで、ある程度の不具合や混乱は想定内という声もありますが、今回のケースでは以下のような実務上の支障が深刻化しています。

    •   空室確認がオンラインで完結せず、電話確認が急増

    •   仲介業者からの「内覧したいが掲載されていない」という苦情が殺到

    •   登録済みの物件情報が表示されない、あるいは一部欠落している

    •   スマホ表示での不具合（地図が見切れる、ボタンが押せないなど）

    •   営業効率が激減し、現場のストレスが増大

こうした状態が続くと、物件の決まりが遅れるだけでなく、「あの管理会社の物件は使いづらい」と思われてしまうリスクも否定できません。

もちろん、リアプロBBは今後の改善・アップデートによってより使いやすくなる可能性もあります。今は“過渡期”であり、現場のフィードバックを受けてどれだけ早く柔軟に対応できるかが問われていると言えるでしょう。

リニューアルの意図そのものは、より利便性を高め、物件流通の円滑化を図るためだったはずです。しかし、現場で本当に求められているのは、「業務を止めない安定性」と「誰でも迷わず使える設計」です。

本来、不動産業界のDX推進においてシステムの進化は大歓迎です。ですが、実際に使うのは“現場の人間”です。見た目を変えること以上に、「現場の声を聴く」ことこそが、業務支援システムとしての本質だと思います。


今後のアップデートにより、リアプロBBがより実務的で快適なツールとなることを心から願っています。そして、この記事が少しでも業界内での意見交換のきっかけになれば幸いです。

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