【不動産業界あるある③】5件も内見したのに「やっぱり親と相談します」問題|決断できないお客様への向き合い方
はいどうも!!リブスペースのブロガー奥谷です。
本日も不動産業界あるあるシーリーズをお伝えしていきますね!!
不動産営業・賃貸仲介の現場でよくあるのが、内見対応に時間をかけたのに、最終的に“保留”や“親と相談してから”で終わるパターン。
「朝から5件案内したのに…」
「その“親と相談”って、最初に言えたでしょ?」
といった、心の叫びを飲み込んだ経験がある方も多いのではないでしょうか。
この記事では、「決断できない入居希望者」との向き合い方と、営業・管理業務における効率的なヒアリング術・対応策をご紹介します。
よくある「親と相談してから決めます」のシチュエーション
【例1】たっぷり案内した後に…
「今日決めてくれそうな雰囲気だったのに、最後に“親に確認してから連絡します”」
→ こちらは「今日中に決めるつもりで来てる」と思っていたため、時間も労力も報われない…
【例2】「本人意思で申し込む」と言ったのに…
→ いざ申込書を出そうとすると「やっぱり親が納得してからじゃないと…」
【例3】親が「そんな物件はダメ!」と否定
→ 駅から遠い、築年数が古い、1階はNG…など、親の条件が後出しで登場。
結果、物件選定からやり直し。
なぜこうなる?相談者の“背景”を読み解く
• 若年層(20代・学生)に多い「親同席型意思決定」
→ 申し込み者は自立しているつもりでも、最終決定権は親にある
→ 特に女性の一人暮らしでは「親のOKが必要」が多い
• 社会人でも「家賃補助・仕送りあり」の場合、親が口出しするケース
→ 親が金銭的に関与していれば「勝手に決めた」とトラブルになりやすい
• 家族・恋人などの“別の決裁者”が背後にいる
→ 本人と対面していても、実は他人が決めている
業者側として困るポイント
• 案内に同行する営業・スタッフの時間が無駄になる
• 空室確認や鍵手配など、事前準備に労力をかけた分ダメージが大きい
• 他の申込者を断った場合、家主・管理会社にも迷惑がかかる
対策①|内見前ヒアリングで“決裁者の存在”を確認する
内見のアポ時点で、こんな質問を入れるのが有効です:
「物件のご決定について、ご本人様だけでご判断されるご予定でしょうか?
それともご家族やどなたかとご相談される形でしょうか?」
→ この質問で、親や家族などの“決定関与者”の有無を把握できます。
→ 決定に関与する人がいる場合は「一緒に内見されますか?」と誘導するのがベスト。
対策②|「本命度」を見極めるヒアリング術
• 「今この物件、他にも問い合わせが増えていて、申込の順番が早い方が優先になります」
→ 希少性・スピード感を強調する
• 「もし親御様に確認が必要なら、事前に条件を共有していただく方がスムーズですよ」
→ 親のダメ出しで振り出しに戻ることを予防
• 「ご希望条件にかなり合っていると思います。ここで逃すと同じ条件は出にくいかもしれません」
→ プロとしての後押しを伝える
家主から見た“案内の質”にも影響する
内見は入居者の選定だけでなく、家主への報告・信頼にも関わる業務です。
• 「複数の案内が入ったが、決まらなかった」
• 「案内数の割に申込が少ない」
こうした状況では、管理会社の力量が疑われるリスクもあります。
だからこそ、“ただ案内するだけ”ではなく、“決まる案内”を意識する姿勢が大切です。
まとめ|“案内前”が勝負!聞き方ひとつで無駄を防ぐ
「やっぱり親と相談します」問題は、案内対応が無駄になるだけでなく、
家主・管理会社・他の申込者にも影響する厄介な問題です。
でも、それを未然に防ぐ方法はシンプル。
“内見前に、誰が意思決定するのかをきちんと確認する”こと。
そして、見極め力を持って対応することで、
「この会社に任せていれば安心」「効率よく動いてくれる」と家主からの信頼アップにもつながります。
弊社はお客様のさまざまなニーズにお応えできるようこれから全力で頑張ってまいります(^○^)
そのためには皆様の信頼や色んな方からのご指導をいただけたらと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします。
皆様(売主様・買主様・貸主様・借主様)の新しい生活のスタートをリブスペースは全力でサポートさせていただきます。
ご不明な点・ご不安な点・ご不審な点があればなんでもご相談ください!!
住之江区・住吉区を中心に何処よりも早く情報をお届けできるよう頑張ります!
リブスペースでは大阪市内のマンション管理・アパート管理を下記の手数料で承ります
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