アパート経営におけるインターネット無料物件は有効な手段か?
はいどうも!!リブスペースのブロガー奥谷です!!
アパート経営において、入居者の確保は非常に重要です。
入居者が賃貸物件を決めるときの条件に、部屋の設備が挙げられます。
コロナ禍の中、リモートワーク・在宅ワークをする方が増えており、人気が高まっているのが「インターネット無料の賃貸物件」です。
インターネット回線を導入するためにはやはり費用がかかってしまいますが、入居後すぐにインターネットを利用できる賃貸物件はとくに人気があります。
しかし、メリットや種類、コストがどれくらいかかるのかを把握しておかなければ、本当にインターネット回線を導入するべきか判断するのは難しいでしょう。
そこで今回の記事では、インターネット無料にするメリットや回線の種類、導入にかかるコストをご紹介します。
アパート経営におけるインターネット無料物件の人気と導入メリットとは
インターネット無料物件とは、その名称の通り、インターネットを無料で利用できる賃貸物件のことを指します。
インターネット無料物件の人気は非常に高く、入居者確保には有効な手段です。
全国賃貸住宅新聞では、毎年人気の設備をランキング化しており、10月に「人気設備ランキング2020」が発表されました。
「これがあれば家賃が高くても入居が決まる」設備ランキングでは、2019年から引き続き2020年も単身向け物件・ファミリー向け物件ともに、インターネット無料の設備が人気1位を獲得しております。
単身者向け物件においては、インターネット無料設備は2015年から1位にランクインしており、5年連続です。
この結果から、インターネット無料は人気物件の必須条件だと言えるのではないでしょうか。
とくに今年に入って、コロナウイルスの影響で、自宅でインターネットを利用する方が増えています。
また、インターネット接続はパソコンだけでなく、ゲーム機やスマートフォンなど、暮らしに不可欠なものとなってきています。
近年はIoT機器の普及も進んでおり、今後もさらにインターネット無料のニーズの高さは続いていくでしょう。
インターネット導入をするメリット
続いてアパート経営において、インターネット回線を導入するメリットをみていきましょう。
①入居率が高まる
アパート経営でインターネットを導入する目的は、なんといっても入居率の向上です。
人気設備ランキングでも、インターネット無料設備が単身者・ファミリーともに1位を獲得しているように、その人気の高さをうかがい知ることができます。
複数の候補物件がある場合、インターネット無料が決め手となることは十分に考えられます。
インターネット需要の高い学生向けの物件などは、とくにインターネット無料物件の需要が高いです。
近年では、リモートワーク・在宅ワークをメインで行っている方も増えていますので、ますます入居率が高まることが予想されます。
②家賃アップを見込めるため利回りが上がる
アパート経営をする上で、やはり利回りも気になるものです。
インターネット回線を導入すると、アパートの需要が高まることになります。
そのため、家賃を上げて利回りを高くすることが可能です。
ただし、周辺の家賃相場よりも、大幅に家賃アップすることはできません。
個人でインターネット契約するよりも安価な2,000~3,000円程度の家賃アップあれば、周辺の相場より高くても十分に入居の決め手となります。
③回線開通工事の手間を考えると割安に感じられる
インターネット回線が導入されていないアパートの場合、入居者が個人でインターネットを契約し、環境を整えることになります。
モバイルルーターで対応することもできますが、固定回線を引く場合、回線開通工事が必要です。
工事は、申し込みから2~4週間ほどかかり、引っ越しシーズンならそれ以上待つこともあります。
こうした手間を考えれば、周辺の家賃相場よりも多少家賃が高くなっていたとしても、インターネット無料物件のほうが割安に感じる入居者も少なくありません。
インターネットの有線方式と無線方式の違いとは
インターネット導入の方法として、「有線方式」と「無線方式」の2つがあります。
それぞれにメリット・デメリットがあり、適した物件が違うので、インターネット回線を導入するときは、どちらの特徴も把握しておきましょう。
有線方式とは
有線方式とは、ルーターからそれぞれの部屋までLANケーブルを配線する方法です。
各部屋では、すでに開通している回線を使い、必要であればWi-Fi機器を設置します。
有線方式のメリット
有線方式のメリットは、通信速度が安定することです。
Wi-Fi機器は部屋の中に設置するので、鉄筋コンクリート造の場合や室内が広い場合でも、電波が届きにくいということにはなりません。
また、通常の有線LANも利用できるため、パソコンをLANケーブルに繋いで使用することも可能です。
回線品質を気にする入居者にとっては、安定したインターネット環境が確保できるため人気があります。
有線方式のデメリット
有線の配線は、主に既存の電話線用の配管を使用することになります。
大掛かりな工事ではありませんが、それぞれの部屋で工事が必要なので、部屋数が多いと工事完了までに時間がかかります。
すでに入居者のいるアパート経営をしているのであれば、その入居者とのスケジュール調整も必要です。
無線方式とは
無線方式とは、近くの電柱から回線を建物内に引き込み、アパートの共有部分や外壁にWi-Fi機器を設置し、インターネット接続を共有する方式です。
無線方式のメリット
無線方式のメリットは、工事費用が比較的リーズナブルで、設備のメンテナンスの手間があまり掛からないことです。
各部屋にLAN ケーブルを引き込まなくていいので、工事費用も抑えられ、時間もさほどかかりません。
Wi-Fi機器にトラブルが生じたときも、共用部分に機器があるので、メンテナンスなどもしやすいです。
無線方式のデメリット
デメリットは、通信が不安定になりやすいことです。
部屋数の多いアパートの場合や、鉄筋コンクリート造りのアパートなどでは、電波が届きにくいことがあります。
電波の届く範囲にある、比較的コンパクトサイズの各部屋40㎡以下、木造2階建てなどのアパートに限定されます。
アパート経営におけるインターネット回線導入のコストと注意点とは
インターネット回線を導入するコストには、工事費用と月額費用があります。
この費用は経費に計上するため、あらかじめどれくらいの費用になるのか把握しておきましょう。
有線方式か無線方式かによっても費用は異なりますので、注意してください。
工事費用
工事費用は、アパートの部屋数やプロバイダーによっても変わってきますが、50万~120万円程度が一般的です。
無線方式だと、有線方式よりも2~3割程度コストを抑えられます。
月額費用
インターネット回線を導入すると、毎月の通信料や保守点検費用などの月額費用がかかります。
月額費用はアパートの部屋数や回線の種類、保守点検サービスのプランなどによって変わってきますが、月々2~4万円程度が一般的です。
インターネット導入の注意点
インターネット無料物件にするときには、導入コストに見合った増収が見込めるのか、というところに注意します。
インターネットを必要としていない入居者層の場合、入居率の向上には繋がりません。
家賃を高くすることで、より入居者が見つかり難くなることも考えられます。
そのため、アパートの入居者はどのような層が多いのか、パソコンとスマートフォンの使用割合はどれくらいなのか、を調べた上でインターネット導入を検討してください。
コストをかけてインターネット回線を導入してもマイナスになる可能性もあるので、費用対効果をしっかり意識することが重要です。
まとめ
アパート経営において、インターネット無料物件にするのか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
インターネット無料物件は、非常に人気の高い設備ということで、たくさんのメリットがありますが、同時にコストや注意しなければならない点もあります。
費用対効果を意識した上で、効果を見込めるのであれば、インターネット無料物件は入居率向上に有効でしょう。
弊社はお客様のさまざまなニーズにお応えできるようこれから全力で頑張ってまいります(^○^)
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