【不動産業界あるある①】深夜クレーム地獄!「隣の生活音がうるさい」→実はテレビの音?
はいどうも!!リブスペースのブロガー奥谷です!!
不動産管理の現場では、日中だけでなく夜間にも緊急対応が求められることがあります。
その中でも非常に多いのが、「隣の生活音がうるさい!」という騒音クレーム。
今回は、実際に管理会社や大家さんが頭を抱えることになる、“生活音トラブル”のあるある事例と、
どう対応すれば家主から信頼され、さらに管理会社としての評価を高められるかという実務的な対策をご紹介します。
よくある!夜間の「うるさい!」クレームの正体
夜の22時過ぎ。
電話やLINE、時には怒鳴り声付きで入居者からこんな連絡が届きます。
「上の階がドンドンうるさくて寝られません!」
「隣人が夜中に掃除機かけてる!」
「テレビの音が爆音で耐えられない!」
確かに、静かに過ごしたい夜間に音が気になるのは分かります。
でも実際に現場を確認しに行くと、こういうケースが非常に多いです。
• テレビの音量は普通(20~25レベル)
• 歩く音やイスを引く音
• 洗濯機の回転音(タイマー使用)
• 子どもが軽く走った音
つまり、一般的な生活音であることがほとんどなんです。
なぜ生活音が「騒音トラブル」に発展するのか?
原因のひとつは、物件の構造と入居者の“音”に対する感覚の差です。
• 築年数が古い鉄骨造・木造アパートは音が響きやすい
• RC造でも床材や間取りで響く場合がある
• 在宅時間が長い人(高齢者・リモートワーカーなど)は音に敏感
• 神経質な性格の人や、過去に騒音被害を受けた人は過敏になりがち
こうした背景により、些細な音でも“騒音”と認識されてしまうのです。
管理会社や大家が巻き込まれる“板挟み地獄
ここで問題なのは、管理会社がどちらの味方でもない立場で対応しなければならないこと。
• 苦情を受けたら無視はできない
• でも、加害者とされる側には「普通に暮らしてるだけ」と反発される
• 下手に指摘すれば「プライバシー侵害」と訴えられることも
対応を誤ると、両方の入居者から信頼を失うリスクがあります。
だからこそ、冷静かつ丁寧な対応が求められるのです。
実際にあった「対応の流れ」
【STEP1】クレーム受理→現地確認・事実確認
まずは騒音の時間帯・音の種類・頻度をヒアリング。
実際に現地確認した際には、特に異常な音は確認できず。
【STEP2】対象住戸へ「注意喚起文」投函
直接名指しではなく、**「最近、音に関するご相談が複数寄せられています」**という柔らかい文言で対応。
→多くの入居者はこの時点で音に気をつけてくれるため、これだけで収まることも多いです。
【STEP3】それでも改善しない場合は双方に調整
注意後も続く場合は、騒音計や時間記録など証拠を求め、中立の立場で再度ヒアリング。
それでも折り合わない場合は、退去や引っ越しを提案するケースも。
対応力が家主の信頼につながる!
実は、こういったトラブルこそが管理会社の実力を見せるチャンスでもあります。
例えば…
• 「すぐに現地対応してくれた」
• 「苦情内容を家主にしっかり報告してくれた」
• 「冷静かつ柔軟に対応してくれた」
といったポイントが、**家主にとっての“信頼の積み重ね”**になります。
結果として…
• 「管理を任せてよかった」
• 「他の物件もお願いしたい」
• 「今後の募集は専任で出すよ」
と、長期的な関係性の強化につながるのです。
対策まとめ|騒音トラブルを未然に防ぐために
1. 入居前の説明を丁寧に
→「木造なので音が響きやすいです」と事前告知するだけでトラブル回避率UP。
2. 入居者マナー冊子の配布
→生活音に対する意識を高める。騒音タイムゾーンの記載も有効。
3. 管理会社への苦情対応窓口の明示
→冷静な対応を促す。「すぐクレーム」ではなく「まず相談」を文化に。
4. 建物設備の改善提案
→床材の補強や、防音カーペットの案内など、長期的視点での改善も検討。
まとめ
「生活音による騒音クレーム」は、どんな物件でも発生する不動産管理の宿命ともいえます。
しかし、その対応次第で、家主・入居者双方の信頼を得られるチャンスにもなります。
本気で対応する姿勢、適切な距離感、そして迅速な報告。
それこそが、“管理を任せたい”と思ってもらえる会社の条件です。
次回も、不動産業界の現場で起こるリアルな「あるある」事例をご紹介予定です。
どうぞお楽しみに!
弊社はお客様のさまざまなニーズにお応えできるようこれから全力で頑張ってまいります(^○^)
そのためには皆様の信頼や色んな方からのご指導をいただけたらと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします。
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