不動産業界あるある⑩ 空室が埋まらない原因は家賃じゃない。現場で何度も感じてきた話
はいどうも。リブスペースの奥谷です。
空室が長引いてくると、ほぼ必ずと言っていいほど言われる言葉があります。「家賃が高いんじゃないですか」。オーナー様だけでなく、仲介業者や知人からも出てきます。確かに、家賃は重要です。相場から大きく外れていれば、反響が落ちるのは事実です。ただ、現場にいると強く感じるのは、空室が埋まらない原因が必ずしも家賃だけではないということです。
家賃を下げても決まらない現実
実際に、家賃を下げても決まらない物件は山ほどあります。数千円下げても反響は増えない。問い合わせは入るけど内覧につながらない。内覧はあるけど申込に至らない。この流れ、かなり多いです。ここでさらに家賃を下げるとどうなるかというと、物件の印象自体が下がってしまうことがあります。安くなった理由を、借り手は必ず想像します。何か問題があるのではないか、住みにくいのではないか。そう思われた時点で、条件勝負ではなくなります。
本当に見られているのは最初の数秒
今の入居者様は、まずネットで物件を見ます。写真を見て、間取りを見て、家賃を見る。その中で判断される時間はほんの数秒です。その数秒で「ちょっと微妙だな」と思われたら、内覧にすら来てもらえません。家賃以前に、写真の印象、室内の明るさ、清潔感、生活のイメージが伝わっているか。ここが弱いと、いくら家賃を調整しても意味がなくなります。
空室が長引く物件に共通する違和感
現場で空室が長引く物件を見ていると、共通点があります。決して致命的な欠点があるわけではない。でも、何か引っかかる。例えば、写真が暗い。家具が何もなく生活が想像しにくい。設備は普通なのに、説明文が淡々としすぎている。こういう小さな違和感が積み重なって、選ばれなくなります。入居者様は条件だけでなく、感覚で物件を選んでいます。その感覚の部分が弱いと、価格競争に巻き込まれてしまいます。
家賃調整より先にやるべきこと
僕がオーナー様にお伝えするのは、まず家賃を下げる前に、見せ方を見直しましょうということです。写真を撮り直す。募集コメントを変える。室内を一度しっかり清掃する。それだけで反響が動くケースは珍しくありません。家賃は最後の調整手段であって、最初の一手ではない。ここを間違えると、下げても下げても決まらない悪循環に入ってしまいます。
まとめとして伝えたいこと
空室が埋まらないとき、原因を家賃だけに求めるのは簡単です。でも現場では、もっと複合的な理由が絡んでいます。家賃は適正か。見せ方は今の時代に合っているか。入居後の生活がイメージできるか。これらを一つずつ整理していくことが、結果的に一番の近道になります。
空室対策は、我慢比べでも値下げ合戦でもありません。選ばれる理由を作ること。その視点を持つだけで、物件の動きは大きく変わります。僕はそう感じながら、今日も募集画面を一つひとつ見直しています。
弊社はお客様のさまざまなニーズにお応えできるようこれから全力で頑張ってまいります(^○^)
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